消火器の使い方

消火器の使い方

一般家庭には消火器の設置義務はありませんが、多くの家庭には消火器が置かれていると思います。しかし、ほとんどの人が「一度も消火器は使ったことがない」、「重たくて使い方が難しい」と思っているのではないでしょうか?

でも、そんな心配はいりません。使い方はいたって簡単、1、2、3、と三つの動作で誰にでも簡単に使うことができるのです。消火器は、火災が発生した時に真っ先に役立つ初期消火器具、いわば“初期消火の主役”といえるでしょう。
では、使い方の説明にはいりましょう。

 

  1. 消火器上部についている、黄色の安全ピンを上に引き抜きます。
  2. ホースを火元に向けます。(この時、なるべくホースの先を持った方が安定します。)
  3. レバーを強く握ります。(握力の弱い方は消火器を下に置き、上から体重を掛ければOK)

 

1.ピンを上に引き抜きます。

2.ホースを火元にむけます。

3.レバーを強く握ります。

以上、この三つの動作でバッチリ!これであなたも消火器の達人、といいたいところですが、一度家庭に置いてある消火器を見てみましょう。気が付きましたか?そうです、先ほどの三つの動作がイラストで表示してあるのです。これをみれば一目瞭然、さらに理解がしやすいでしょう。

 

もう少し、よく見てみましょう。

放射時間、放射距離も記載されていると思いますがこれが大切なのです。まず、放射時間ですが家庭用の消火器は約15秒しか放出されません。それに放射距離も3~5mと近い距離になっています。この二つのことをしっかりと頭に入れておかないと、実際の火災で使用した時に、火元に届く前に薬剤がなくなってしまいます。

15秒が勝負なのです。いかにこの15秒を有効に、しかも無駄なく使用するかで初期消火の成功率が変わってくるのです。以上のことを良く理解して“いざ”という時には、勇気を出して初期消火を行ってください。これであなたも消火器の達人になれるでしょう。

 

動画で見る消火器の使い方