活動報告 特別消防隊 2015.9.18

尾三・豊明市・長久手市消防本部 消防職員相互研修を実施しました

期日:平成27年9月8日 火曜日
場所:尾三消防本部(愛知郡東郷町大字諸輪字曙18)
参加者:尾三・豊明市・長久手市消防本部 各1名

 職員相互研修は、消防職員の消防技術及び資質向上を図ることを目的に毎年実施しています。
 今年は指揮隊をテーマに座学と図上訓練を行い、現場指揮の基本や現場指揮本部の運営について学びました。

①座学
指揮隊設置の根拠、現場指揮の基本、現場指揮本部の運営について座学が行われました。
終了後には消防大学校で行われている指揮訓練のビデオを見て、指揮隊の基本的な行動について確認しました。
②図上訓練
指揮隊役の研修者がホワイトボードに提示される「状況付与カード」を見て現場指揮にあたります。
「状況付与カード」は現場の変化や隊員が収集した情報などが記載されており、訓練コントローラー役の職員が状況に応じて貼り出していきます。
③図上訓練
ホワイトボードの裏側に貼り出される「状況付与カード」です。
現場指揮本部を離れて現場の確認に向かった隊員のみ、見ることができます。
「状況付与カード」は現場指揮本部に持ち帰ることはできず、必ずメモをとって調査した情報として持ち帰ります。
④図上訓練
現場指揮本部の様子です。
指揮監、隊員及び機関員役の研修者が指揮した内容や情報を部隊運用シートに記入します。
⑤図上訓練 ⑥図上訓練
部隊運用シートは2枚で構成され、時系列の情報、各部隊の初動体制や転戦内容、さらに現場付近図や車両配置図などを記入します。
⑦図上訓練 ⑧図上訓練
訓練後、特別消防隊長より現場指揮について指導を受け、今後の活動に活かします。
⑨図上訓練
研修者が記入した部隊運用シートです。
部隊運用、情報収集や分析、決断、安全管理など、指揮隊は災害を安全に収束させる上で極めて重要な役割をもっています。
今後も引き続き、研修や訓練を積み重ね、技術及び資質向上を図ります。