人生の最終段階にあり心肺蘇生を望まない心肺停止傷病者への救急隊の対応について

人生の最終段階にあり心肺蘇生を望まない心肺停止傷病者への救急隊の対応について

心肺蘇生を望まない傷病者の対応について、新たな運用を開始します。

人生の最終段階※1にある傷病者の中には、事前に家族や医療・ケアチームと話し合い(ACP※2 愛称:人生会議)を行い、自分自身が心肺停止になったときに、心肺蘇生を望まず、自宅等で看取りの意思を持っている方がいます。

しかし、傷病者がその意思を持っていたとしても、慌てた家族等から119通報があった場合、今までの救急体制では、その意思に反して救急隊は心肺蘇生を行いながら病院に搬送せざるを得ませんでした。

こうした現状を踏まえ、可能な限り傷病者の意思を尊重できるように、地区メディカルコントロール協議会※3で体制を整備しました。

 

※1 人生の最終段階とは、回復不可能な疾患の末期(例えばがんの末期状態等)をいいます。

※2 アドバンス・ケア・プランニング(ACP)とは、もしものときのために、傷病者が望む医療やケアについて前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取組みのことで、愛称を「人生会議」といいます。

※3 地区メディカルコントロール協議会(通称:地区MC協議会)とは、その地域の医師会、医療機関、消防機関、愛知県で構成され、メディカルコントロール体制に関する事項について協議・調整・決定を行う団体で、豊明市、日進市、長久手市及び東郷町は尾張東部地区MC協議会、みよし市は西三河地区MC協議会の管轄となります。

 

運用開始日

令和5年4月1日 土曜日 午前8時30分から

 

お問い合わせ

ご不明なことがありましたら、かかりつけ医、お住まいを管轄する医師会、または尾三消防本部消防課までお問い合わせください。

 西三河地区MC協議会「人生の最終段階にあり心肺蘇生を望まない心肺停止傷病者への救急隊活動要領」(864KB)

  尾張東部地区MC協議会「人生の最終段階にあり心肺蘇生を望まない心肺停止傷病者への救急隊の基本的な活動ガイドライン」(566KB)