近年、気温の上昇や湿度の高さにより熱中症のリスクが高まっています。特に梅雨明け直後の急な暑さが体に大きな負担をかけます。熱中症予防の一つとして暑熱順化というものがあります。暑熱順化とは体が暑さに慣れることをいい、少しずつ暑さに慣れることで熱中症にかかりにくい体をつくることができます。
私たちの着用する防火服は熱がこもりやすく、火災現場では約10㎏の空気呼吸器を背負い、重量のある消防用ホースを操作し消火活動を行うなど、負荷の高い活動が要求されます。夏本番を前に隊員自身が現場で熱中症にならないよう暑熱順化のための体づくりを行いました。階段昇降やあえて防火服を着た筋力トレーニングで、体に負荷を掛けて暑さに慣れさせます。
住民の皆様も1日15分から30分のウォーキングや軽い運動、ぬるめのお風呂で汗をかくなど、無理のない範囲で少しずつ暑さに慣れていきましょう。


