尾三消防本部では、「救急救命士の処置範囲拡大に係る実証研究」のモデル事業を行います。住民の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
モデル事業って何?
救急救命士が救急現場や救急車の中などで、医師の具体的な指示を受けて行える処置の範囲を広げて、行った処置の効果や安全性などについて考える事業です。 尾三消防本部は、厚生労働省や消防庁からの助言などを得て、尾張東部地区メディカルコントロール協議会(医療機関、医師会、消防本部などで構成する地域の救急医療協議会)と連携したモデル事業を行います。 |
モデル事業で行う救急救命士の処置って何?
救急救命士の行う処置が3つ拡大されます。 ① 低血糖で意識障害の可能性がある患者さんに対して血糖測定を行い、低血糖が確認された場合にはブドウ糖液を投与します。 ② 喘息治療用の吸入薬(吸入β刺激薬)を処方されている患者さんが重症喘息発作を起こした場合に、その吸入薬を使用します。 ③ 心臓が停止する危険性があるショック症状の患者さんに点滴を行います。 |
モデル事業っていつ行うの?
平成24年8月1日から平成25年1月31日までです。 なお、モデル事業の実施期間は、データを集めるだけで実際の処置を行わない期間と、救急救命士が救急現場などで実際に拡大された処置を行う期間の2部構成です。 ○ データ収集期間→平成24年8月1日から平成24年9月30日まで ○ 処置を行う期間→平成24年10月1日から平成25年1月31日まで ☆ 実施期間は、変更となることがあります。変更される場合は、当HPなどで事前にお知らせさせていただきます。 |
モデル事業ってどこで行うの?
日進市、みよし市、東郷町、瀬戸市、尾張旭市、豊明市及び長久手市の7地域で、愛知医科大学病院、藤田保健衛生大学病院、公立陶生病院及び旭労災病院に搬送される患者さんに対して行います。 なお、当モデル事業は、全国39か所で実施される予定です。 |
【実施主体など】
○ 平成24年度厚生労働科学研究費補助金 「救急救命士の処置範囲拡大に係る研究」研究班 ○ 尾張東部地区メディカルコントロール協議会 |
【実証実験モデル事業のイメージ】 |
モデル事業でのお願い
救急救命士等が、これらの処置を行う前に患者さんやご家族の方へ説明をさせていただき、書面による同意をいただいた上で処置を実施します。 患者さんやご家族の方が、今回拡大される救急救命士による処置を断ったとしても、今までどおりの救急搬送などがなされ、不利益を受けることはありません。 |
【お問合せ先】
尾三消防本部 消防課までお願いいたします。 電話:0561-38-7215 |