住宅用火災警報器の自主点検について

住宅用火災警報器って取付けただけじゃダメなの?

家電製品の一般的な使用期間は、7から10年といわれています。
住宅用火災警報器も同様で、電子部品などの劣化や電池切れなどにより、火災が感知できなくなってしまう可能性があります。せっかく住宅用火災警報器を取付けているのに、劣化や電池切れで音が鳴らずに、逃げ遅れてしまっては意味がありません。

1ヶ月に1回程度は点検を行って、いざと言う時に備えましょう!

 点検方法

※点検方法は、機種によって異なります。詳しくは、取扱説明書で確認してください。

正常の場合

「ピーピーピー」「火事です。」または「正常です。」

正常に感知している状態です。
ただ、異常音がしなくても設置から10年以上(一般的には7から10年程度が標準的な使用期間とされています)経過している場合は、新しい住宅用火災警報器に交換してください。


異常の場合

「ピッ…ピッ…ピッ…」「ピッピッピッ…ピッピッピッ…」もしくは「………(無音)」

電池切れや故障、寿命が考えられます。新しい住宅用火災警報器へ取り換えてください。また、電池が切れる頃には、本体そのものの寿命が近付いています。電池切れの場合であっても、新しい住宅用火災警報器に交換してください。


維持管理(「住宅用火災警報器について」より抜粋)

住宅用火災警報器に、ほこりやクモの巣が付くと、火災の煙を感知しにくくなります。1年に1回は、乾いた布でふき取りましょう。また、設置から10年以上経過している場合は、新しい住宅用火災警報器に交換してください。

火災ではないのに警報が鳴るの?

  • 例1
    警報器付近の煙や熱によって作動します。そのため、調理時の湯気や煙・タバコの煙などでも警報が鳴ることがあります。(場合によっては、ほこりが溜まってしまうことで作動することもあります)一時的なものであれば数分間で警報は停止しますが、この現象が頻繁に発生する場合は、取付け位置を変更しましょう。「住宅用火災警報器について」のページで取付け位置を紹介しています。
  • 例2
    「ピッ…ピッ…ピッ………(無音)」何秒かに1回はなる場合は、電池切れのサインです。
    3日間鳴り続けるようになっています。長期間の旅行等で不在になる時は、知らない間に切れてしまっている場合がありますので、帰宅後に点検をするように心掛けましょう。電池切れの場合も、新しい住宅用火災警報器に交換してください。。
    ※音はボタンを押す(紐を引く)ことで止まります。
  • 事例3
    「ピッピッピッ…ピッピッピッ…」連続してなる場合は、故障のサインです。
    故障が直るまで(電池がなくなるまで)鳴り続けるようになっています。早急に新しい住宅用火災警報器に交換してください。
    ※音はボタンを押す(紐を引く)ことで止まります。

よくあるご質問

  • 燻煙(くんえん)式の殺虫剤を使用しても大丈夫ですか。

燻煙材の殺虫剤を使用する場合は、下記の対応をお願いします。

  1. 住宅用火災警報器を取り外す。
  2. ビニール袋で覆う。
  3. ACプラグを抜く。(配線タイプの場合)
    ※殺虫剤を使用した後は、速やかに元に戻すのを忘れないでください。
  • 交換した住宅用火災警報器は、どのように廃棄すればいいですか。

交換した住宅用火災警報器や電池は、市町村条例に基づいて廃棄してください。