令和元年10月31日、沖縄県那覇市の首里城跡で火災が発生しました。また、本年4月には、世界文化遺産に登録されているパリのノートルダム大聖堂の火災が発生しており、今も記憶に残っていることと思います。
世界遺産や国宝はもとより、地域の文化財も、その地域に暮らす人々の心のよりどころでもあり、また木造の歴史的建造物が多いため、防火対策に万全を期す必要があります。
文化財を火災から守るためには、その地域の皆さんの文化財愛護に関する意識の高揚を図りながら、日頃の点検や備えを徹底する必要があります。
この機会に、地域の文化財の防火について御一考いただき、さらなる文化財の防火対策の強化を図っていただきますようよろしくお願いします。